ブックバトン。

2005年8月14日 読書
ハイハ〜イ、本の虫で活字中毒で「No Book, No Life」な阿月でございますよ。
おとさん(Mixi)からバトン貰いました〜。

☆一ヶ月の読書冊数

純粋に本だったら、最近は3〜4冊くらい。
昔は10冊以上読んでたけど……減ったなぁ。
まあ、今はオンラインで情報収集することが多いから、文字を読む量は変わってないはず。

☆今読んでいる最中の本

なし。
なぜなら、読み始めたら大抵その日のうちに読み終えてしまうから。(読むの早いらしい)

☆最後に買った本

どれだ……?(ごそごそ)
えーと。多分「終戦のローレライ ?〜?」じゃないかと。

☆よく読む、または思い入れのある本5冊

これは……以前、「私の愛読書20冊」という課題にチャレンジしたので、そこから抜粋しよう。5冊どころか10冊になってしまったが、まあいいか。

? ノックの音が   星新一
 星新一氏の奇抜で独創的で、いつまでも古さを感じさせないアイディア。それから、そのアイディアを表現する、水のようになめらかでするりと馴染む自然な文章は、私の憧れです。
 中でも、全ての作品が「ノックの音がした。」という同一の文章から始まり、全く異なった結末を迎えるこのショートショート集は、最も彼らしい作品集です。
 自分の文章に迷った時は、この本を手に取る事が多いです。

? 震える岩   宮部みゆき
 江戸時代に生きる超能力者が主人公のミステリー短編集です。
 一見違和感のある組み合わせが、時代背景と登場人物の設定、そこから生み出される詳細な描写により、上手く物語になくてはならない要素に変化しています。
 元々、宮部みゆき氏の巧みなストーリーも時代劇も好きなので、すっかり虜になりました。

? 楽園   鈴木光司
 鈴木光司氏といえば「リング」「らせん」などのホラー作品が有名ですが、このデビュー作はとても暖かい作品です。
 雄大な時の流れと背景の中に、共通する二つのシンボルがとても印象的。このシンボルによって、遠い昔に離れてしまった夫婦の子孫がようやくめぐり合えたのだとわかった瞬間、胸がぐわーっと熱くなりました。

? 星虫   岩本隆雄
 食べるという目的以外で、生き物を殺してはならない。その信念と好奇心を基に、自分に取り付いた不思議な生物を育てる話です。
 主人公の考えが奇異に映らないのは、感情の動きや信念を抱くまでの描写が巧みで、説得力があるからでしょう。展開もテンポが良く、意外性もあって、ぐいぐい引き込まれます。文章を書く上で、参考にしたい作品です。

? ハリーポッターシリーズ   J.K.ローリング
 映画化される前からハマっていました。イギリスらしいイベントが盛りだくさんの、愛が一杯に詰まったシリーズです。
 個性豊かで、でも探せば周囲にいそうなキャラクターたちがとても魅力的。癇癪を起こしたダドリーが窓からプレステを投げ捨ててしまう、などの妙に現代的な描写がお気に入りです。闇の勢力との対決も毎回とても恐ろしく、ドキドキしながら読み進めています。
 和訳も素敵ですが、細やかな描写が多いので、いずれ原書で読めたらと思っています。

? フォーチュンクエストシリーズ   深沢美潮
 私が小説を書くきっかけになったシリーズです。TRPGに興味を持ったのもこのシリーズを読んでからで、まさに今の私の原点と言えます。
 初心者冒険者達が悩み苦しみながら難解なクエストに挑んでいきます。その姿はとてもヒーローやヒロインとは思えないほど格好悪いですが、逆に生き生きと駆け回る等身大の少年少女に自分を投影しやすく、浸り切ることができます。
 このシリーズには、元気と勇気をたくさんもらいました。

? タイム・リープ あしたはきのう   高畑京一郎
 前作で作者の才能に驚嘆しました。しかし、二作目のこれはさらに上を行っていました。
 似たようなアイディアは出せるかもしれませんが、これを破綻のない作品にきっちり仕上げてくるのは相当難しかっただろうと思います。アイディアも話も面白いので、何度読んでも引き込まれます。

? ファイブリアシリーズ   友野詳
 私を完全にTRPGに引き込んだ作品です。
 各キャラクターの設定が恐ろしく濃いです。もちろん、そこがこのシリーズの魅力なのですが。地底人たちや、古代魔法帝国人たちの生き様も思い切りよく歪んでいて、そこがまたいいです。
 小説を書くのにキャラクターの設定がとても重要だと気付かされたシリーズでもあります。

? サイドワインダーシリーズ   安芸一穂
 このシリーズで相対性理論を学びました。
 話の内容は重いし、出てくる理論は難解。ですが、それを払拭するくらい、宇宙船でのチェイスや格闘戦などのアクションシーンがとにかくクール。爽快感を求めて、何度も読み返しています。

? 新選国語辞典(第六版)
 辞書は読み物である、という持論を確立した辞典です。中学入学時からずっと同じものを愛用しています。
 何か調べ物をしたら、その時開いたページの内容は必ず目を通しています。知らなかった知識を入手したり、忘れかけていた言葉の意味を思い出すと、とても気持ちがいいのです。

☆バトンを渡す相手5人の名前

ストップします。
欲しい方はご自由にお持ち帰りくださいまし。

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